遺跡
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パシェドゥ
第19王朝、ラムセス2世の時代の職人の墓です。
ここを見るには、ディル・エル・メディナのチケット以外に、別料金のチケットを購入する必要があります。
パシェドゥのチケットは、ディル・エル・メディナのチケット同様、ディル・エル・メディナではなく、西岸のチケット売り場で
購入することになります。
パシェドゥの墓に入りたい方は、西岸のチケット売り場で忘れずに購入してください。
見所は以下の3点。
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埋葬室につながる通路の両脇に描かれたアヌビス!!
A 椰子の下でのどを潤すパシェドゥ
B
入って正面(西壁)の壁画(死者がオシリスから明かりをもらうのを待っている場面)
お墓の構造はいたって、シンプル。
1部屋のみから構成されています。
その1部屋にところ狭しと、絵や死者の書が描かれていて、
かなり圧倒されちゃいます。
入口通路から埋葬室を眺めたところ。
入口通路両脇にはアヌビスが描かれています。
埋葬室から入口通路を眺めたところ。
埋葬室東壁。
椰子の下で喉を潤すパシェドゥ。
来世で渇きがないようにするための呪文が
描かれているらしいです。
イチジクの女神様が描かれています。
プタハソカリス神と北壁に描かれた神々に礼拝するパシェドゥ&息子のメンナ。
プタハソカリス神はハヤブサの姿をしており、頭にウジャトの目を頂いている。
灯明点火の儀式。
暗い地下の国である、冥界へ行くには明かりが必要と
されていました。このため、死者パシェドゥがオシリスから
明かりをもらうのを待っている様子が描かれています。
ちなみに、赤く塗られた部分は、墓の入口のある砂漠の砂山を
あらわしているそうです。
アビドゥスへの巡礼を行うパシェドゥとその妻&娘。
ラーホルアクティ、アトゥム、ヘプリ、プタハ神。
天井に描かれた神々。
天井に書かれた死者の書。
南壁のホルス君。
かなり、お勧めのお墓です。
しかも、別料金のため、観光客(特に団体客)はいません!
お墓を独り占めできます!!!
このページを作成するにあたり、主として「王家の谷〜テーベの神殿とネクロポリス」「図説 古代エジプト2
「王家の谷と神々の遺産」篇」を参考とさせていただきました。